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宅建主任者講座

宅建試験に出題される法律と学習のポイント


宅地建物取引業法

 文字通り,宅地建物を取引するうえでのルールを定めた法律です。消費者に不利益を与えないよう,宅建業者がしてはならないこと,またはしなければならないことを具体的に規定しています。
 宅地建物取引業法も民法と同様に「宅建業者Aがこういうことをしました。宅地建物取引業法の規定に違反しますか,それとも違反しませんか」というように事例を用いて問う問題が多く出題されています。
★学習のポイント★
 まずは,宅建業者,取引主任者,消費者等の立場にたって学習してみましょう。例えば自分がマンションを買おうと思い,広告を見ました。「駅から徒歩5分」と書いてあったのに,実際には15分かかりました。これでは消費者は困ります。そこで宅地建物取引業法では「誇大広告の禁止」と規定しています。「これでは困る,だからこの規定があるんだ」と考えれば難しいことではありません。

法令上の制限

 自分の土地は自由に売っていいはずであり,自由に使っていいはずです。しかしこれを自由にしておくとどうなるでしょう。自分の土地だからといって,自宅の南側にビルを建てられたら困ります。また限られた国土を有効に利用するためには,個人の都合だけでなく,公共の利益を重視する必要があるのです。法令上の制限では,土地の利用・処分における「制限」を学習します。「この土地に工場が建てられますか」「こういう行為を行うには許可を受けなければなりませんか」と出題されています。
★学習のポイント★
 暗記する項目が多く,正確な知識が要求されていることも事実です。しかし,単なる丸暗記だと,能力の限界がありますし,非常に苦痛に感じてしまいます。この分野は「何のためにこの法律はあるのだろうか(立法趣旨)」を考えた上で学習しましょう。例えば「農地法」という法律があります。この法律は農地を守るために作られた法律ですから,田んぼにビルを建てるような行為は,当然農地を守ることに反する行為になりますので,ビルを建てる前に許可を受けなさい,ということになるのです。

税法・その他

 不動産を売ったり,買ったりする際にかかる税金についての知識,土地・建物の安全性,どんな不動産なら住宅金融公庫から融資が受けられるのかという,住宅金融公庫の制度等を学習します。「この不動産を購入するにあたり,住宅金融公庫からの貸付けを受けることができますか」と出題されています。
★学習のポイント★
 まず,税金とその他の分野に分けましょう。税金については,一定の条件にあてはまれば,税金を安くしてあげようという制度があります。この条件をそれぞれの税金にあてはめる能力が必要となります。そして毎年法律の改正がありますので,その年の改正点を押さえましょう。その他の分野については,学習して得点に結びつく分野と学習してもなかなか得点に結びつかない分野があります。メリハリをつけて学習することが大切です。

権利関係

 不動産取引とは,「売買契約」や「賃貸借契約」などの契約を結ぶことです。そして,契約は守らなければなりません。しかし,守らなくてもよい場合や,守れなかった場合にはどうしたらよいでしょう。「Aさんが1uあたり10万円の土地を200u,代金2000万円で買いました。ところが実際には土地は180uしかありませんでした。Aさんは何ができるでしょう。」というような事例を用いて問う問題がほとんどです。
★学習のポイント★
 まず身近な具体例を用い,自分自身を登場人物に置き換えて学習しましょう。不動産の取引におけるトラブルをどのように解決すれば当事者にとって公平であるかと考えて学習すれば難しいことはありません。試験は法律用語で出題されますが何を意図しているかがわかれば問題は解けたも同然です。


宅建本試験過去問平成18年問2

  • 上記問題は,過去10年で8回程度出題されている代理に関する基本的な問題です。過去問を丁寧に勉強した人であれば,この問題は正解できた問題です。このように,宅建試験は,難しい問題を解ける能力を確かめる試験ではなく,基本的な知識を確認するための試験なのです。基礎をしっかりマスターした人がいつの時代も早く合格できます。



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